『エフォートレス思考』を読んでの感想

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『エッセンシャル思考』の次作です。

『エッセンシャル思考』は「何をやるか」を見極める技術。
『エフォートレス思考』は「どのように」やるかを極める技術。

私は本書を読んで、仕事を含めて物事の「やり方」を考えるようになりました。
エフォートレス(Effortless)は「楽な」という意味です。
しかし、本の内容は決して楽をしようよということではありません。
いかに効率的に必要な箇所へエネルギーを使うかということです。

今回も本書の文を引用しながら、印象深い部分を紹介していきます。

こんな人に読んでほしい。
・優先順位は決まっているのに、イマイチ成果が実感できない。
・やる気はあるのに成果がでない。
・疲れるばかりで前に進めない。

早速ですが、本書からの引用を一つ。

働ぎすぎはけっして名誉ではない。

それでは、始めます。

目次

不足思考から充足思考へ

不満ではなく、感謝に注意を向ければ、世界の見え方はがらりと変わる。

「不足思考」(後悔、妬み、将来への不安)がいっぺんに消え、

「充足思考」(順調だ、恵まれている、将来が楽しみだ)へとシフトする。

自分がすでに持っているリソースや資産やスキルを正しく評価し、存分に活用できるようになる。

本文より

私たちはどうしても足りないものに目を向けてしまいがちです。
ですが、足りないものを手に入れた後はどうなるでしょうか?

人間には嬉しいことでも辛いことでも慣れてしまう習性があります。
つまり、足りないものを手に入れてもキリがないということです。

知らず知らずのうちにラットレースをする前に
自分の持っているものに目を向けて、感謝をし、それを活かすことから考えてみようと思いました。

2.5秒が未来を変える

最新の脳科学および心理学によると、「今」として体験される時間はおよそ2.5秒。

私たちはつねに2.5秒を生きているともいえる。

大きな成果も、突き詰めればこの小さな現在の繰り返しだ。

本文より

大きな成果は降ってこないし、転がってもきません。
当たり前ですが、目標を達成するには行動するしかありません。
いまこの瞬間から行動すること。

目標を立てたら、「いま何をすべきか」を考えて行動に移す。
そうしようと強く思えた文章です。

早く進むためにゆっくり進む

南極点到達レースの本を書いたローランド・ハンフォードによれば、アムンセンのチームが「大きな苦労もなく」目的地に到達できた秘訣は、一定の持続可能なペースを設定したことに尽きるという。

本文より

何かに取り組むときは時間ができたらその分やろうとしていませんか?

私は資格の勉強をしていたとき、平日は過去問1科目。
休日は過去問2年分と分量に差をつけていました。

休日は確かにたくさん時間を取れます。
しかし、平日の分量に物足りなさを感じるようになりました。
結局、不安を紛らわそうと無理をして過去問1年分をやっていました。

疲れや眠さから、集中して取り組めていなかったです。

このことから少しだと思う分量でも、毎日継続して取り組めることが大切です。

本文から引用したのは初めて南極点到達をしたロアール・アムンセンについてです。
ノルウェー人のロアール・アムンセンとイギリス軍人のロバート・スコットがどのように南極点を目指したかはこちらで詳しく書いています。
興味がある方はのぞいてみてください。

結び

この記事では『エフォートレス思考』を読んだ感想を書きました。

この本は
・優先順位は決まっているのに、イマイチ成果が実感できない。
・やる気はあるのに成果がでない。
・疲れるばかりで前に進めない。
に是非読んでほしいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も経験から得た教訓や、本から得た知識、読んだ本の感想を書いていきます。
また読みにきていただけたらとても嬉しいです。
そして、この記事の内容があなたのお役に立てればなによりです。

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