成功している人の90%は持っている能力「GRIT」

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「GRIT」(グリット)という言葉をご存知でしょうか?厚切りジェイソン氏の著書『ジェイソン流 お金の増やし方』でも「GRIT」という単語がでてきたので、知っている人も多いと思います。
この記事では「GRIT」とはなにか、私が思う大切な要素について説明します。

目次

「GRIT」(グリット)とは

まず「GRIT」(グリット)とは「やり抜く力」のことです。
心理学者であり、ペンシルバニア大学のアンジェラ・リー・ダックワース教授により提唱されました。
アンジェラ・リー・ダックワース教授がシカゴの公立高校に通う数千人の生徒を対象に「やり抜く力」に関するアンケートを実施しました。その結果、「やり抜く力」が高い生徒がより卒業にたどり着いたそうです。

GRITを構成する4つの要素

  • Guts:ガッツ(闘志)
  • Resilience:レジリエンス(回復力)
  • Initiative:イニシアティヴ(自発性)
  • Tenacity:テナシティ(執念)

この4つの単語の頭文字を取ってGRITと呼ばれています。

では、1つずつ見ていきましょう。

・Guts:ガッツ(闘志)
4つの単語のなかでは私達日本人でもよく聞く単語です。
ガッツとは闘志のほかに根性という意味でも使われます。

「ガッツあふれるプレイ」とスポーツでよく使われますね。
例えば、野球では内野ゴロで野手正面の打球でも一塁まで諦めず全力疾走をする。
サッカーではラインを越えそうでも諦めずにボールを追いかける。などなど。

「諦めず」「一生懸命」がキーワードですね。

・Resilience:レジリエンス(回復力)
ここでの「回復力」とは、つまずいて転んでから立ち上がってまた歩き出すまでのこと。

例えば、RPGゲームでボスに勝てなかったとき、すぐにレベル上げを行う。
これはまさに回復力が高いと言えるでしょう。

また、「運」を引き寄せるうえでも重要な要素となります。
「運」についてはまた別の記事で。

・Initiative:イニシアティヴ(自発性)
「自発性」とは辞書によると、「自分からはたらきかけるさま。物事を自分から進んで行うさま。」
とあります。
例えば、将来なりたい職業から逆算して必要なものを勉強すること。

ちなみに似たような意味の「自主性」は、「ある事柄に対し、誰かに指示される前に行動すること。」です。
例えば、宿題をやれと言われる前にやること。

「自発」という言葉には自分から思い立つという意味があります。
「誰か」が関わるのではなく、「自分で」というのがポイントですね。

・Tenacity:テナシティ(執念)
執着して離れない心。物事にとらわれた心。

やはり「執念」といったら私の中ではルパン三世の「銭形警部」ですね。
「ルパーン!きさまを逮捕するためなら、たとえ火の中、水の中、地の果てまでも追いかけてやる」
ルパンを逮捕するためならどこまでも追いかけるという執念がでているセリフです。

銭形警部にとってルパン逮捕はまさに「生き甲斐」
「執念」とは「生き甲斐」と言い換えても良いですね。

大切な要素

ここまで「GRIT」を構成する4つの要素を紹介しました。
ここからは私見になりますのでご了承ください。

私が4つの要素の中で特に大切だと思うのは「自発性」です。

理由は、他の3つの要素の原動力になるからです。
自分で「よし、これをやろう!」と思わないと続かないし、すぐに諦めがついてしまいます。

私自身、「GRIT」を発揮できていたなと思うことが2つあります。
1つ目は資格の取得に向けた勉強。2つ目は1つのゲームを極めることです。

資格の勉強について話をさせてもらいます。
私は8年で第一種電気工事士、第三種電気主任技術者、エネルギー管理士(電気)の資格を取得し、2023年5月現在で電気関係の仕事に従事しています。
自分自身によく頑張ったと胸を張れる資格を持っていると思います。


私は大学院を卒業していますが、研究室の中でも落ちこぼれでした。
研究も思ったように進まない。学会の発表資料も当日に出来上がる。
教授からも呆れらるほどの要領の悪さでした。

その負い目を払拭するために「社会人になったら、その業種で頑張る」と決めて卒業しました。
入社した会社は技術派遣会社で、私は太陽光発電関係の仕事をするようになりました。
まずは電気の資格をと新入社員研修時に取得した第二種電気工事士を皮切りに、独学で上記の資格を取得しました。

思い返してみると、「社会人になったら、その業種で頑張る」と自分で決意したからこそ、
資格の勉強も頑張ってこれたのだと思います。

そして今、「GRIT」をまとめるにあたって、その決意こそ「自発性」にあたると思い
特に大切な要素として取り上げました。

結び

最後になりますが「GRIT」について重要なことを1つ。
それは、後天的に身につけられて育てていけるものだということ。

もし、この記事を読んでいるあなたが「GRIT」を育てたいのであれば、自らの意志で目標を設定することから始めてみてください。
「自発性」を意識することによって「GRIT」が育っていくものと思います。

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