知るべきは己。最適なペースとは?

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周りに負けじと無理していませんか?

「鬼作業に鬼努力」
SNSを見ているとこんな言葉がいたるところで踊っている…。
みんな生活習慣や交友関係が違うのに
人が歩んだ道を見て、それを真似して果たしてそれで成果が出せるのでしょうか?

「短期間で高い効果を出すこと」
これが現代を象徴する考え方だと私は思います。

今回の記事では周りの成果を出した速さを気にすることなく
「自分のペースで進めていい」と思える話を紹介します。

この記事を読めば、「人は人、自分は自分」と周りを気にすることがなくなります。
また、自己肯定感も上がり結果として取り組んでいることが長く続けられるようになります。

目次

究極の「急がば回れ」

1911年11月、人類初の南極点到達という偉業をかけてレースが開始されました。
争ったのは2つのチーム。イギリスの軍人ロバート・スコット率いるチームと、ノルウェーのロアール・アムンゼンが率いるチームです。

この想像しただけでも過酷なレースは、一方が勝利したうえで無事に帰還しました。
しかし、もう一方のチームは残念ながら帰還しませんでした。

2つのチームの明暗を分けたのはなにか?
それは、それ以上でも以下でもない、一定の距離を進んだことでした。

イギリスの軍人、スコットが率いるチームは
天気がいい日には疲れ果てるまで進み、悪天候の時は進みませんでした。

アムンゼンが率いるチームは
どんな天候でも決めた距離を進みました。(ちなみに1日24kmのペース)
たとえゴールが近くなったとしても、決めた距離を進む徹底ぶり。

のちに南極到達レースの本を書いたローランド・ハンフォードによると
アムンゼンのチームが目的地に到達できたのは、一定の持続可能なペースを設定したこと
に尽きるということです。

確実にできるペースを見つけること

エフォートレス思考(出版社:かんき出版)より、
南極点到達レースの話しを紹介しました。

エフォートレス思考でも言及していますが
何かに取り組むときは、下限と上限を決めることが大切です。

例えば、私が第3種電気主任技術者の勉強をしていたときは
下限→過去問2問
上限→過去問1年分
と一日に取り組む量を決めて取り組んでいました。

ビジネスをはじめ、何かに取り組むときはよく「マラソン」に例えられます。
私はフルマラソンを完走した経験があります。
その立場から言わせてもらうと、半分正解で半分不正解。

しかし、共通して言えるのは
最初から全力疾走だと力尽きるということです。

最初は少ない量から始め、「無理なくできる量」と「頑張ってできる量」を探しましょう。

また、取り掛かりを難なくできるようにするため5秒間だけやれることを設定しましょう。
より習慣が定着しやすくなります。
なぜ5秒だけやればいいのかはこちらの記事をご覧ください。

結び

この記事のポイントは
毎日一定の量を守り続けるということです。

大きな成果を出すためにはどうしても時間がかかります。
長く取り組むために、無理なく行えるペースを守りましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も経験から得た教訓や、本から得た知識について記事を書いていきます。
また読みにきていただけたらとても嬉しいです。
そして、この記事の内容があなたのお役に立てればなによりです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。

追伸

ちなみに、南極点の基地の名前は「アムンゼン・スコット基地」です。
過酷な状況でレースを行った二人の名前がついています。
前人未踏の功績が称えられた結果。素敵ですね。

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