充実した一日にしたい。
でもどうやったら充実するの?
考えているうちにいつもと同じ一日になり、結局毎日そうなっている
という人も多いのではないでしょうか?
充実した一日にするためには小さくても目標を達成することが大切です。
そして、目標を設定するためにはまず現状を把握しなければいけません。
この記事では現状を把握する方法として「スケーリング」を紹介します。
最後まで読むことで、充実した一日を過ごすことができるようになります。
スケーリングとは
早速、「スケーリング」の説明から。
スケーリングとは「10点満点中何点か?の点数を付けること」です。
点数を付ける対象はなんでもいいです。
例えば今の「心の状態」や「身体の状態」について、10点満点中何点か?と自分自身に問いかけます。
「心は〇点で身体は□点。」状態を数値化することで、具体的に状態が把握できるようになります。
点数を付けるときには「あるもの」に着目して前向きな目線で考えましょう。
例えば心7点という点数を付けたとして、具体的には…
・早起きできたから
・10分散歩できたから
・ご飯が美味しいと感じたから
などなど
どういったものに価値を置いているかは人それぞれです。
パッと思いついた点数でいいです。その点数の内訳を具体的に考えてみましょう。
+1点を考える
スケーリングで自分の現状に点数をつけたら、今度は「少し良い状態」を考えます。
具体的には「今の点数を+1点にするためにはどうすればいいのだろう?」
と考えてみましょう。
そうすることで「+1点」という目標に向かって、「どうすればいいか?」を考えられるようになります。
次のスケーリングは実際に私が行った一日のスケーリングです。
朝→心:8 点 身体:8点
心が8点なのは…前日の夕飯にご飯を食べなかったため、胃への負担が少なくすっきり起きることができたから。
身体が8点なのは…体調が悪いことなく起きることができたから。
+1点にするためには
心→すっきり起きることができると気持ちも良くなるので、夕飯にご飯を食べないことを継続する。
身体→背中に張りがあるので姿勢に気を付ける。具体的には座っているときに骨盤を立てる意識をする。
夜→心:9 点 身体:9点
心が+1点になったのは…夕飯にご飯を食べなかった。筋トレもできて気分スッキリ。
身体が+1点になったのは…座っているときに骨盤を立てることを意識できた。いつもより背中の張りがない気がするから。
スケーリングをするときの注意点
次に私がスケーリングを実際にやってみて感じて注意点を2つ説明します。
①他人に対してやらない
②同じ点数になりがち
①の他人に対してやらない理由は、他の人をコントロールできないからです。
仮にほかの人にスケーリングを行ったとしましょう。現状に点数を付けて+1点の状態を考えたとして、そうなることは望んでいるでしょうか。
スケーリングはあくまでも自分が自分に点数を付けることに意味があります。
他の人を考えるのであれば、自分がより良くなるように時間とエネルギーを使ったほうが効率的です。
②の理由もなく同じ点数になりがちは、アンケートの点数で当たり障りのない点数を選ぶことと一緒の原理です。
毎日スケーリングをするとなると考えることが面倒になり、5点や6点といった真ん中あたりの点数が多くなります。
同じ点数でもいいのですが、点数の根拠をしっかりつけましょう。
「これがあるから+0.5点」というように自分のことを見れば見るほど、点数を細かくすることができます。
結び
一日の目標を設定する方法として「スケーリング」を紹介しました。
自分自身の心と体の状態をよく観察して点数を付ける。そして+1点にするためには…を考える。
点数を上げることを一日を通して意識することで、充実した一日にしましょう!