離職率を下げるために知っておきたい3つの心理的欲求

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「今までお世話になりました。」

上司、部下、先輩、後輩。あまり関りのなかった人でもこの言葉を聞くと寂しい気持ちになります。

今、企業が抱えている大きな問題の一つとして挙げられるのが「離職率」でしょう。

私自身、社会人になり10年になりますが転職を2回経験しています。どんな時に転職したいと思ったのかを考えたとき、人が元々持っている3つの心理的欲求を知って「なるほど!」と納得しました。

この記事では「離職率」を少しでも低減するために、部下や後輩の満たすべき3つの心理的欲求について書いていきます。

目次

有能感

1つ目は「有能感」という欲求です。

有能感とは「自己がおかれている環境に効果的に対処できる能力もしくは力量」のこと。

任せられた仕事をやり切った。期限内に終わらせることができた。など達成したときに得られます。

気を付けたいのは「あの仕事は誰でもできる」とか「大した仕事じゃない」など相手の自己肯定感が下がることは言わないこと。

ポイントは「できたこと」にフォーカスすること。

自律性

2つ目は「自律性」という欲求です。

ここでの自律性とは「物事を進めるにあたり自分自身で計画を立て、自らの考えで目的達成のために行動する」ことです。

「仕事を自分で管理している」という認識を持つことで自律性を感じます。

また、「仕事を任せられている」という感覚も自律性を感じると思います。

関係性

3つ目は「関係性」という欲求です。

ここでの関係性とは「他者や集団との緊密な関係を確立したいという心理的欲求」のことです。

離職をする理由の、常にTOP3に入るのが「職場の人間関係」です。

具体的には、上司がパワハラ、もしくはセクハラをする。自分の意見を聞いてもらえない。上司がいつも怒っていて相談できない。同僚からいじめを受ける。など、上の繋がりも横の繋がりも感じられない環境です。

プロジェクトのメンバーなのに自分抜きで話が進んでいる…。「自分は必要ないのではないか?」と思うと辞めたい気持ちが強くなります。

ここでのポイントは「声をかけること」です。
なにか困っていたら声を掛ける。何かなくても(仕事の邪魔にならない範囲で)声を掛ける。
「気にかけているよ」という姿勢を感じてもらうことが大切です。

結び

この記事では離職率を下げる部下や後輩に対して満たすべき3つの心理的欲求について書きました。

3つ欲求を満たすように行動や言葉遣いに気を付けることで
自分が必要だと感じてもらい、組織のメンバーと良好な関係が築くことができ、結果として離職率を下げることができます。

是非、明日から実践して強固な組織を作っていきましょう。

あなたの大切な組織を守るための、お役に立てればなによりです。

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