習慣化の成功率を上げる考え方3選

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この記事では習慣化の成功率を上げるために
本に出てきた研究、エピソードを独断と偏見で3つ紹介します。

早速ですが、紹介する内容は以下の3つです。

①決まった時間にやるか?できるときにやるか?
②5秒だけやる
③小さな変化の積み重ねが大きな変化を生む

物事を習慣化するための理屈はわかっていても
実際にやろうとすると行動に移せないという方は多いのではないでしょうか?

新しい事をやろうとしては続けられず「自分の意志は弱い」なんて落ち込む方もいるかもしれません。
しかし、定着しないのは人間として仕方ありません。
なぜなら、人間は本能的にいまの環境をわざわざ変えようとしないからです。

この記事を最後まで読むことで
そんな本能に対抗して変化を続けられる確率を上げることができます。

ぜひ最後まで読んで習慣を身に付けてください。

目次

決まった時間にやるか?できるときにやるか?

自分を変える方法(出版:ダイヤモンド社)より著者のケイティ・ミルクマン博士がグーグルの社員に対して行ったある実験を紹介します。

この実験からわかることは、
やれるときにやる柔軟性を持つことが大切だということです。

2500人以上のグーグル社員を対象にある調査を行いました。
その調査とは、まずジム通いに1か月間報酬があたえられます。
その後、報酬が無くなってからジムを継続して利用するかを、約10か月に渡って調査しました。

チームは2つに分けられました。ここではAチームとBチームとします。
Aチームは毎日同じ時間にジムに行くことに対して報酬が支払われる。
Bチームは時間に関わらずジムに行くことに対して報酬が支払われる。(Aチームより報酬は少ない)

結論から言うと、運動習慣の定着性が高かったチームはBチームでした。
ミルクマン博士をはじめ、多くの研究者の予想を(私の予想も)裏切る結果となりました。

ですが、Aチームも決して定着性が決して低いわけではありません。
しかし、同じ時間にしか運動できなくなってしまったのです。(本では自動人形と表現されていました。)

Bチームは予定が狂ったり不測の事態が生じた際、柔軟に対応したからこそ
継続率が高くなったということです。

以前書いた記事『え、それだけ?習慣化するために必要な「3つの段階」』でも
「日常必ずやる行動の前後にやりましょう」と書きました。

まずは決まったタイミングで行動して、労力や時間がある程度わかってきたら
タイミングをわざと変えてやってみましょう。

5秒だけやる

「後回しにせず、すぐにやる」を脳科学と心理学の観点から科学的に解決する本
「すぐやる」超習慣(著者:堀田秀吾 出版:)より「5秒だけやる」を紹介します。

この本を読んで初めて知り、画期的だった内容が
「5秒だけやる」です。

「やりたくない」という気持ちは本能的な感情の脳(大脳辺縁系)の活動です。
その「やりたくない」という気持ちを抑えこんでくれるのが理性の脳(前頭葉)の働きです。
この理性の脳(前頭葉)が働きだすまでに5、6秒かかる。と本に書いてあります。

つまり、「やりたくない」気持ちが鎮まるまで5秒行動しましょうということ。

たった5秒やるだけでやりたくなかったことをやり続けるなんてすごいですよね。

習慣化について書いた記事『え、それだけ?習慣化するために必要な「3つの段階」』で10秒やると書きました。
10秒やれば大勝利なんですよ。


また、脳には行動すると、のめり込んでしまう性質がある
ということをこの本を読んで初めて知りました。

例えば、学生時代の試験直前で勉強する前に部屋の掃除を長時間やることがそうです。
この記事を読んでいるあなたも経験があると思います。
思い返してみると、私は短時間で掃除が終わった試しがありません。
これは勉強をやりたくないからではなく、のめり込んでしまう性質があったからなんですね。
セーフセーフ。

脳科学者や心理学者の間では、身体の動きを感じて意識が動き出すという考えが常識となりつつあるようです。

つまり、やろうと思って動くのではなく。動きを脳が認識してそのまま続けるという順番なんですね。

やる前からやる気が出ないのは当たり前。「ちょっとやってみよう」くらいでまずは始めてみましょう。

小さな変化の積み重ねが大きな成果を生む

最後に、私が最も印象に残っている地球規模の出来事を紹介します。

突然ですが、地球が氷河にどのようにして覆われたのかご存知でしょうか?

ロシアの気象学者ウラジーミル・ケッペン氏によると
地球が氷に覆われたのは、夏がわずかに涼しくなっていったから。

夏がわずかに涼しくなっていったため、冬に降った雪が解け切らずに残る。
これが数百年間続き地球が氷河に覆われたということです。

つまり、小さな変化の積み重ねが大きな成果を生むということ。

氷河による浸食などの調査で、地球は過去に5回も氷河に覆われたことがわかっています。
隕石の衝突や地軸の傾きなど、大きなエネルギーが働いていきなり氷河に覆われたわけではありません。
小さなエネルギーが長い時間をかけて成し遂げられたことなのですね。

この内容はお金に関する「富」のマインドセットを得られる本
サイコロジー・オブ・マネー(著者:モーガン・ハウセル 出版:ダイヤモンド社)より
複利の力を説明する際に使われていました。

相対性理論で有名なアインシュタイン博士が
「複利は人類史上、最大の発明」と言うほど、複利の力は強力です。

最近では「かかった時間に対してどれほどの効果が生まれたか」を気にする傾向にあると思います。
タイムパフォーマンスという言葉もよく聞くようになりました。
また、様々なノウハウをお金を使って得る。つまり、お金で時間を買うという考え方も多くなってきました。

私も早く成果を出したいためにお金をかけたこともありました。
しかしどうでしょう。世の中は成果を出すためには時間がかかることばかりではないですか?

もちろん、すぐに成果を出す人もいます。しかし、かなり少数です。

この話しがなぜ印象に残ったかというと、資格の勉強をしているときに成果を焦ったからです。
私は第3種電気主任技術者、エネルギー管理士などそれなりの難易度の資格を保有しています。
当時の試験は年に一回でした。何とか少ない年数で合格しないと気持ちが続かないと焦っていました。
SNSで「一発合格しました」という人をすごく羨ましがってましたね。

幸いにもどちらの試験も2回目の挑戦で合格することができました。
試験勉強を振り返ってみると、焦らずに少しでも毎日勉強に取り組むことが大切だと今は思います。

資格の勉強、ブログの執筆、運動習慣などなど、何かに取り組むときは
最初から時間がかかるものだと思ってから始めてみてください。
そうすることで挫折することも減り、長く取り組めるようになります。
なにより、小さな変化を通して生まれる成果がとても嬉しいです。

結び

この記事では習慣化するための継続率を上げるためエピソードを3つ紹介しました。

継続率を上げるための方法をまとめると
最初から長期間を念頭に、できるときに、5秒だけやる
です。

小さな変化が大きな成果を生みます。
まずはちょっとやってみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後も経験から得た教訓や、本から得た知識について記事を書いていきます。
また読みにきていただけたらとても嬉しいです。
そして、この記事の内容があなたのお役に立てればなによりです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう。



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