『1兆ドルコーチ』の要約をしています。
今日の記事は、要約の内容と重複しますが、
とても心に響いたので、ブログにも書くことにしました。
組織のリーダーは、とにかく押さえておいた方がいい考え方です。
ビルの信条
どんな会社の成功を支えるのも、人だ。
『1兆ドルコーチ』より
マネジャーの一番大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ。
われわれには成功を望み、大きなことを成し遂げる力を持ち、やる気に満ちて仕事に来る、とびきり優秀な人材がいる。
優秀な人材は、持てるエネルギーを開放し、増幅できる環境でこそ成功する。
マネジャーは「支援」「敬意」「信頼」を通じて、その環境を生み出すべきだ。
「支援」とは、彼らが成功するために必要なツールや情報、トレーニング、コーチングを提供することだ。彼らのスキルを開発するために努力をし続けることだ。
すぐれたマネジャーは彼らが実力を発揮し、成長できるよう手助けをする。
「敬意」とは、一人ひとりのキャリア目標を理解し、彼らの選択を尊重することだ。
会社のニーズに沿う方法で、彼らがキャリア目標を達成できるよう手助けをする。
「信頼」とは、彼らに自由に仕事に取り組ませ、決定をくださせることだ。
彼らが成功を望んでいることを理解し、必ず成功できると信じることだ。
上司や先輩の皆さん。
どういう人に、部下や後輩はついてくると思いますか?
部下や後輩の皆さん。
どういう人に、ついていきたいと思いますか?
リーダー像がわからない人、リーダーになったばかりの人は、
この「人がすべて」を読んで、実行してみてください。
「最高のマネジャー」の条件
グーグルでは、2008年に「プロジェクト・オキシジェン」という調査が行われました。
面白いのは、最初にこの調査は、「組織にマネジャーは必要ないことを証明する」ための調査でした。
それが次第に、「マネジャーは必要不可欠である」という結論になり、
さらに、すぐれたマネジャーの条件とは以下の8つであると結論づけられるまでになりました。
ちなみに、本書によると、「プロジェクト・オキシジェン」はビルのお気に入りの調査だったようです。
組織内の管理職として優れている人を特徴づける共通の8つの行動
https://reskill.nikkei.com/article/DGXMZO48146440S9A800C1000000/
1.よき指導者である
2.チームに権限を委譲し、細かいところまで管理しない
3.チームメンバーの成功と個々人の幸せに関心を示す
4.生産的であり、結果重視である
5.コミュニケーションをとる能力が高い
6.チームメンバーのキャリアの開発を手助けする
7.チームに対して明確なビジョンを持っている
8.チームに助言を与える重要な技術スキルを持つ
調査が進むにつれて、マネジャーは必要不可欠な存在であること。
つまり、「酸素」であるということで、「プロジェクト・オキシジェン」という名前が付いたのですね。
ところで、この8つの行動の順番は、そのまま「優先順位」でもあります。
8番目の項目に注目してください。
世界屈指のテック企業が出した調査結果で、技術スキルについては最後に出てきます。
しかも、技術スキルはこの1項目しかありません。
人間性がとても大切ということですね。
結び
いかがでしたでしょうか?
この記事では、組織のリーダーが絶対に押さえておくべき考え方を紹介しました。
経験年数や、資格で威張っている場合ではありません。
敬意を払って、信じることが大切です。
この記事の内容が、良い組織になるきっかけになれば幸いです。
私も少しずつではありますが、組織のために頑張ります。