『エフォートレス思考』のPART3を要約していた時に面白い内容がありました。
それは、第11章の「一貫した原理を見つける」という小見出しの中に出てきます。
編集者のピーター・カウフマンが「世界のしくみをすべて理解したい」と考えて何をしたか
というもの。
そのなかで、ニュートンの「運動の第3法則」にちらっと触れています。
高校のときは物理を専攻し、大学でも工学部だった私には、とても馴染みのある法則です。
馴染みがあるのですが、「第1法則は?」という質問に答えられないので
ちょっと復習してみました。
この記事では、ニュートンの運動三法則について書いていきます。
ニュートンの運動3法則とは?
そもそも、ニュートンの運動3法則ってなんだったかなと思い調べてみました。
第1法則:慣性の法則
第2法則:ニュートンの運動方程式
第3法則:作用・反作用の法則
ちょっと思い出してきました。
ここから少し詳しく説明していきます。
第1法則:慣性の法則
「すべての物体は、外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続け、運動している物体は等速直線運動を続ける。」というもの。
身近な例でいうと、置いてあるコップですね。
持つ(外部がら力を加える)ことをしない限り、その場に置かれたままです。
第2法則:ニュートンの運動方程式
続いて第2法則です。
式としては
F=αm
ここで
F:力 [N]
α:加速度[m/s2]
M:質量[kg]
です。
Nはニュートンと読みます。
記号に自分の名前が使われているのってカッコいいですよね。
式の意味としては、力は質量に比例するというものです。
具体的にどういうことかというと。
重くなればなるほど、力が必要になるということです。
置かれたコップにも「重力」という加速度がかかっています。
水が入ったコップの方が力が必要になるとイメージしやすいのではないでしょうか。
第3法則:作用・反作用の法則
最後に第3法則です。
これは、「何かに力を加えれば、同じ力の分、自分にもかかっている。」
ということです。
机の上に置かれたコップを、イメージしてください。
第2法則でも触れたように、コップは重力で机に力を加えています。
そして、「それは同時に机から同じ力がコップにかかっている。」ということです。
机から同じ力が加わっていないとどうなるか。
力が同じになるまでへこむか、机が壊れます。
『エフォートレス思考』では、この第3法則に触れていました。
「人は自分が与えたものを得る」という「返報性の法則」を説明したものでした。
結び
物理で学習した法則が、まさかビジネス書にでてくるとは思ってもみませんでした。
ですが、この世の原則は物理学という分野にとどまらず、様々な分野に応用可能だということがわかりました。
各分野の関連性を探すことも意識していこうと思います。